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にんじんな日々
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僕のリハビリな日々番外編    プレゼント
 
 
 アーァ何だかウキウキするなぁ。とにんじん亭は意味もなくご機嫌である。裏サイト「発掘あるある大コピー」から商品が届いたのだ。某国コピー商品を山ほど扱っているサイトで、例えばカシオのGショックのコピーなんか1000円以下である。国内正規商品の20分の1くらいから手に入る。にんじん亭のようなインチキ生活を送っている人間には大変ありがたいサイトなのだが、そこから一昨日商品が届いた。
 
そこで何時もリハビリでお世話になっている、錦小路あずみと堀川ツナのお二方にこんなモノでも如何なものかと思って注文したのである。それを持って行く朝が来てご機嫌なのである。
「人に何か上げるというのは嬉しいものだよなぁ。」とにんじん亭のご機嫌は続く。
 
 
 しかし立ち返って思うに、人は何故ものを無償で上げるのが嬉しいのか?形はともかく期待する物があるからである。それはほとんどの場合受け取る側からすれば無償であって無償でないであろう。ものには人と人の関係性を変質してしまう魔力がある。例え詰まらない物であっても受け取ってしまえば人は関係を求めて止まない本質を痛く突かれて、自ら変容してしまう。バレンタインチョコからダム談合まで同じ理屈が事を貫いている。マァ言い方を変えれば、社会の関係性を固定しないための重要なツールだと言えなくもないが・・・。
 
 
「アノォ、これ・・・。」
「ナンだよそれ?」
「あずみさんに使って欲しくて・・・。」
「あのネェ、そんなもの受け取れる訳ないでしょ。」
 
・・・・・
 (全然予想していない展開である。)混乱して新垣結衣のポッキーダンスを危うく踊ってしまいそうになるにんじん亭であった。(モォ、どうでもいいじゃん。♪)・・・・・

 
「あ、何か反抗的。」
「・・・だって何ヶ月か前ここではソンな事は厳しいんですか?って聞いたら割とユルユルな事言ってたじゃないですか。だから僕は堀川先生の分まで用意して・・・。」
すかさずあずみは「ユルユルだかガバガバだか知らないけど、そんな昔の事は忘れた。」
何故かハンフリーボガートのセリフが出てくるあずみである。
 
若い人のために年寄りの役に立たない蘊蓄(うんちく)を傾けると、あの映画カサブランカでボガート扮するリックと女のやり取りがあって、
 
女:「昨夜何処にいたの?」
リック:「そんな昔の事は忘れた。」
女:「今夜どうするの?」
リック:「そんな先の事は解らない。」
 
と言う男の言い訳の真骨頂みたいなセリフがある。無茶苦茶カッコ好いんだけど、ただそこの賢いボクはあまり使わない方がいいと思う、このセリフ。終いに血ぃ見るで。
 
 
「だいいちそんなもの方便というものじゃない。そうでしょ。」
とたたみ掛けるあずみである。
(フーム、あずみの口から「方便」なんて世間智の固まりみたいな言葉が出てくるとは思わなかった。恐るべし、あずみ。)
 
「さぁ次のリハビリ、次のリハビリ。」
 
 
その日の午後持ってきた物をそのまま持って帰る、かなりヘコンだにんじん亭の姿があったのは言うまでもない。歳の取り甲斐がないとはこの事である。「アーァ」
 
ところで何を持ってきたのだろう?
 高級シャンパングラス シドニー動物園のコアラダッコ券付きしかもカップル用・・・あのなぁ、中身のシャンパンはどうよ?それにこのおまけじゃぁ向こうまで行かなきゃダメじゃん、二人で。余計なお世話だけどあの二人にそんな人いるのか?・・・いるのかも知れない・・・。
 
・・・風月堂のゴーフルか何か持って来て「これ皆さんでお茶の時でも・・・。」とか言うのが普通じゃないか。
 
 ヤッパリ真の意味で人生を再考しなければいけないにんじん亭であった。
 
 教訓:医療機関もしくは担当者へのお心付けは堅くご辞退申し上げます。
 
 
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ポッキーダンス(画)


ポッキーダンス(新垣結衣)2007/02/27 産経Web



カサブランカ

 
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